〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 今次のような非常に大きい、しかも、深刻な災害に対してすら、政府はなお予算を出し惜しみ、あるいは高率の補助の適用区域についても、非常にこれをしぼろうといたし、また見舞金、救助等についても非常に消極的であります。私は、これは天災であるという大きな壁の陰に隠れて、これは政府の責任でなかったのだという考えのもとに立っておるから、積極的でないのであると思います。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 ただいま申し上げましたような意味で、今度の特徴といたしましては、個人の財産、個人生活が非常にたくさん被害を受けたという点でございまして、その人たちが、五十日たちました現在におきましても、水の中につかっておりまして、そうして水が引いたあとでも、再び普通の生活に立ち至るまでには、私は大へんなことだと思うのでございます。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 これはお上手を言うわけではなく、非常に長官に対して感謝をしておるのでございます。と同時に、長官自身は、今度の災害で、各県を初め地方少共団体がこの災害に対してとった態度といいますか、処置と申しまするか、とにかく救済をせねばならぬ点で、災害救助法初め地方公共団体がとった処置については、十分御承知のはずであろうかと思います。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 ここに地図を掲載いたしておきましたので、この地図をごらんいただきながらお聞き取りをいただきたいと思います。 七号台風、伊勢湾台風によります長野県の被害総額は、お手元にも差し上げてあると思いますけれども、合計いたしますと約三百五十億前後の被害になるのであります。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 従って、災害直後は奥地の被害状況がほとんど判明せず、これが対策に苦慮いたしたのでありますが、ようやく被害状況がわかりますとともに、自衛隊等、各方面の協力をいただきまして、とにかく応急の措置を講じ、本日まで災害の復旧に及ばずながら努力をいたしてきたような次第であります。 奈良県の被害の特色は、山地の崩壊であろうと考えております。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 有畜農家創設の趣旨と本法との調整をとつて参りまして、その点の遺憾のなきよう期して参りたい、かように考えておるわけであります。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 これと似たアイデアは私どもも持つておつたのです。今から十数年前に、すでに計算をやり上げて持つておりましたのですが、たつた一つ思い切つてできなかつたのは、その合成管の横つ腹に穴をあけてパイプをつつ込むのでありますが、そのつつ込みますのに中に水を通しております。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 全国にこのように被災者があふれておるときでありますから、こういうような金を処分して、すみやかに予算処置をなすつて、これを応急の手当とすれば、この銀と合金を合せただけでも約四百億くらいのものは出て来ると私は感じるのでありますが、大臣はどういうふうなお考えを持つていらつしやるか、この際伺いたいと思うのです。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 そこで本日の次官会議に、既定の経費の中からも少しでも圧縮または繰延べするものがないかどうか、そういうことについてもう一度検討してもらうように注文したことが——これはきようであります。そういうことを次官会議において諮つたことは事実であります。それだけはぜひ間違いのないように申し上げます。
〔委員長退席、綱島委員長代理着席〕 第二ページは上水道関係でございますが、お手元に差上げた資料は、もつぱら簡易水道の施設でございます。その既設分は、要するに現在まで簡易水道の敷設されておりましたものが災害によつて破損を受け、その復旧に要する経費でございます。
〔村上委員長退席、綱島委員長代理着席〕 また関門隧道の場合には、戦時中にいろいろ計画されましたので、爆撃によつてやられる場合というようなことも考えまして、かりに一方の方の隧道が水浸しになりましても、ゲートによつて片一方の隧道の方だけは助けるというようなことは考えておつたのでありますけれども、何分にもあれほどの豪雨が、しかも一瞬にして山津波になつて押し寄せて来るということは、まことに遺憾ながら当時は考